ブドウ日誌 (2009年4〜5月) (3月 6月 7月 8月 9月 10月 8/10月〜 2009wainn )  ブドウ歴史  2005  2006  2007 2008 2009  2010 2011  棚づくり home 

月日
天気
作業項目 日誌 サムネール写真
4/10
晴れ
広げておいた枝の花芽がはっきり膨らんできた。よく見ると、
枝先に水滴を含んでいる部分もあった。今年も勢いがいいのかな

読み返すと、芽が膨らんできたのは昨年も同時期。1週間ほど早いかも知れない。
ゆ合剤をつけた部分は落ち着いて、小さくなってきている。
早めに見つけて、塗っておいた方がいい。
4/10            4/10           4/12
4/13
晴れ
お天気がよく、暖かい日が続いたので、萌芽が始まった。
昨年より約1週間早い。
4/24
4/20 ごろまで初夏を思わせる天気で、葡萄の芽もぐんぐん伸びた。
そのあとの寒の戻りでお天気も悪く成長も一休み。

その間に、棚の上に中型のぷら鉢を置いて、下から、萌芽した枝を通して、中で育て、
途中土を入れて、根を育てる「ブドウの鉢づくり」を試してみることにした。
高さがあるので、手入れの簡単な棚の一番西側に。
萌芽した芽を脇に明けた2×4センチくらいの穴を通すのに苦労して、
芽を20個ほどだめにしてしまった。
4/28           5/1            5/1
  4/28   掲示板投稿文
私には幾人かの果樹づくりの先生がいます。ブドウづくりの最初のきっかけをつくってくれたのは、ご近所のおじいちゃん
そのお宅には庭いっぱいに広げたブドウ棚があり、毎年数百もの房がなる。そのたわわなブドウにあこがれ、散歩がてらに声をかけ、
やっと教えを請うことになって数年。
芽と花の残しかた、消毒、剪定などいろんなことを教わった。。おかげで我が家にも巨峰が数十個なる棚ができた。
昨年は、おじいちゃん宅は隣の工事のためブドウの細根にダメージを受け、
珍しく不作だった。
「よーし、来年はどっちがうまくできるか競争だ」ってそれでも楽しそうに言っていたのに。。

今年は、春になっても、おじいちゃんちの片付けられたブドウ棚に何の仕度もない。
(この辺は雪の影響があるので、冬は枠を片付け、蔓は軒下などにまとめるなど、
本格的な人には結構な手入れが必要なんです)何となく、棚作りが遅れてるなあ・・と気にはなっていた。

 が 今日久しぶりに通りかかったら、・・・
 何ということ ブドウ棚がきれいになくなっていた。ご本人が庭にいたので、あわてて声をかけると、

 実は3月に心臓の発作を起こし、3週間入院されてたとのこと。
 病気をきっかけに、もう棚造りは無理だと思ったから思い切って木を切ってしまったと。
 20数年毎年やってきた作業だけど、棚用鉄製の太いパイプはもう持ち上がらないと。
 発作はよほど身にこたえられたのか、いつも吸ってたたばこもやめたという。
 おじいちゃんの楽しみを全部取り上げてしまった。時の流れは残酷だと思う。
 最近、そう思うことが多くて、とても悲しい。(自分にあてはまることもある。)
 直径10センチもある木の切り口は、まだ生きる力が残っている。
 涙のように ぽたぽたと樹液が流れてた。
 「仕方ないさ・・」というおじいちゃんの目もうるんでた。
4/28〜5/1 ERCさんより「促成鉢づくり(とり木)について資料を頂いた。
ほんとは芽の出ないうちに結果母枝を5〜6芽分鉢にさし、土は庭土と腐葉土を最初から。
先端の一芽分しか入れなかった。乾きやすい軽いプラ鉢を使ったので、下に水受けを置いた。
土は徐々に足していきたい。夏は鉢が温度が上がりすぎると思うので、
アルミホイルを張るつもり
今年も勢いのいい花芽が出てきた。
4/28           5/1            5/1
5/5 風にふかれ、テラスのベンチに座ってコーヒー片手にぼーっとブドウを眺めていると
至福のひと時。
結婚式に来た美鈴や和子さんたちにとてもうらやましがられた。
今年は枝の太い部分から枝分かれしている部分に葉がなくぽっかり穴があく。
本に先ばかり勢いのいいのはよくないとあり、先端の勢いがいい新枝を3か所剪定した。
根元の葉に元気をつけるため。
次の日樹液がぽたぽた落ちていた。まずい!!
蔓を曲げて広い場所へ誘引をはじめた。
5/6
我が家の新梢の断面.
本に書いてあった
「円形で皮層が薄く基部は細胞が密で、髄部が少ない」のが蓄積養分が多くてよい。
に結構あてはまる。楕円になっているのははさみで押して切ったため。
切断面の後、樹液が一晩でかなりでてしまった。トップジンゆ合剤を塗って
ビニールをかぶせ、テープで止めておいた。
三段脚立の上から撮った、枝の出具合。
まだ50cmくらいの枝を強風で折れるとまずいと思って、棚に結わえたら、おれてしまった。
無理はよくない。まだ早い。
5/12
60〜70センチくらいになったので大きな枝は誘引してビニールタイで結んだ。
結構葉は詰まってきた。
ジベレリン準備のための房作り。花房の一番上の枝をとり、2,3番目を残し、
次からまた3〜4段切り取り下の部分を残している。
できるときに何でも試してみたいと思って、ジベレリンにフルメットを半分の房に試してみようと
思って、買いに回ったけど、どこにもなかった。ジベレリン1回目は
3、4日後から、1週間くらいに分けてやるつもり。
鉢の温度の上昇防止にアルミホイルがいいとあったので、かなりやりにくかったけど巻いてみた。
5/18 3.4日雨だったり、強い風がふいたり、寒かったりと天候が悪い。
巨峰の育ちもいったん休止のような・・
風が強いと折れる枝があったり、葉が傷むのでハラハラする。
房作りで、昨年はほんの上部をカットして、あと、下部を1cmほどカットしたが、
今年は上部をもっと多くカットして、下部は全部残して使うようにしよう。その方が、形のいい
間延びのしない房になる気がする。
2,3日うちに1度予備の消毒をしたい。ジベレリンはまだ1週間後位になりそう。
5/19 まだ虫がついたり、病気になっていない気がしたが 休みでいいお天気だったので、スミチオンと
ビスダイセンを800〜1000倍くらいに薄めて、1.8Lほどスプレーしておいた。’一回目の消毒。
通りに面した「ばら」が灰かび病になってきたので(隣のばらの菌が風で移ってきた??)一緒に
ビスダイセン消毒。ついでに隣にも声をかけて消毒してあげた。
5/22
房作りを始めている。一番上の副の房をまず切り取り、その下の左右の花枝を残しして、
そのあと、4段くらい切り落としている。
昨年は上段の方の切り込みが少なく、下部を切り落としてしまったので、
全体に間延びした形の房が多かった。
本で、しらべたら、巨峰は房の一番下は残し、切り落とさないそう。
下から、長くても約10センチ(6〜7センチ)13,4段のこすそうな。
5/26 間違えて切り落としてしまった葉っぱ。きれいな色、やわらかい緑。
切り込み深く、虫、病気もなくいい形。
写真中は近くのぶどう、キューウィをつくっているお宅。
北向きの棚なので、我が家よりずっと生育は遅いが、とても手入れ行き届いて参考になる。

5/29 昨年は29日に最初のジベレリンをしている。少し早かったと書いているが、今年も咲き始めた。
本によると、巨峰は満開になってから、3日目、花房の一番下の部分の花が咲いて、
一番上が枯れて実になってきたころとある。6月1日ころから始めたい。
テラスに落ちる木漏れ日。この位の葉の重なりでいいのだろうか。
木の太さはいまいち細いが、生長の勢いはいいとおもおう。

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